自己流!基本情報技術者試験のポイント

古い情報ですが,よろしければご覧ください.

平成12年春の第2種情報処理技術者試験,平成13年春の基本情報技術者試験を受験した経験をもとに,試験のポイントを解説してみました.お役に立てれば幸いです.
自己流で解説した部分もありますので本コンテンツによる不具合,不合格等は一切関知しません.(^^;
自己責任でご利用ください.
(以下,平成はHとし,年度を略す)

なお,誤り等があった場合は訂正しますのでご一報ください.

◎合格ボーダーラインのはなし(平成13年受験当時)
試験は,午前の部と午後の部と分かれており,午前が全般的な知識を問う択一問題(マークシート),午後はプログラムの技能を試す言語選択を含めた択一問題(マークシート)で構成されています.
合格のボーダーラインですが,実は公表されておりません.そんなわけで何点で合格するかは,正式なところは分かりませんし,採点も自己採点するしかありません.ですが,情報関連の掲示板で合格した人のコメント等を総合すると,

以前は午前問題で足切(70点?)があったがH13はないか60点(?).
午前午後の合計で140点以上とれれば合格(?).

といったようです.コメントによると午前の点数が60点代,午後が80点代の人でも合格していたようです.

◎自己採点のはなし
ちなみに私はH13の自己採点で午前が73点,午後71点で,ぎりぎり合格といったところです.お恥ずかしい限りですが,もちろん,合格証は届きました.\(=^_^=)/

解答や予想配点等は,各専門学校,大学,個人のホームページで公開されていますので探してみてください.
試験センターの統計ではH13の基本技術者の合格率は 17.5 %だそうです.

◎電卓のはなし
H13春は,使用禁止に該当しない関数電卓を持ち込みましたが,試験の際に監督者からだいぶ時間をかけてチェックされました.試験には関数電卓の機能は必要なく,四則演算しか使いませんでした.まわりの受験者もほとんどの人が必要最小限の機能の電卓を使っていました.もっとも算術関数を使った数値計算の問題が出た日には必要になってくるかもしれませんが,過去(情報処理2種),今回ともに数値計算を用いた計算問題そのものは出題されておりません.

◎午後の選択問題のはなし
H12春は軽い気持ちでアセンブラ(機械語)やFORTRANなどを選択していましたが,意外と出来ませんでした.H13春は,初心に帰って(?)C言語を選択し,回答段階で丁寧にトレースするよう心がけました.私の場合,しつこくトレースしても時間的に十分な余裕がありました.
今後JAVAなども取り入れられるようですが,言語の好き嫌いでなく,普段から触れている時間の長い言語を選択するほうが良いようです.当然ですか...(^^

◎ペース配分とマークシートのはなし
ご承知のとおり,午前の問題数が80問,午後が共通問題,選択問題といった具合に構成されております.特に午前問題は択一式のマークシート問題とはいえ問題数の多さからペース配分が気になったというわけです.
H12春は,このペース配分に気をつかって時間のかかる問題(主に計算絡みです)をあせって解いたり,後回しにしていました.このとき問題冊子に回答をマークして最後にマークシートに記入していくという作戦をとりましたが,この方法では,あせってしまうため問題を十分に読めない,最後にマークシート記入をまとめて行なうためマークの誤植が生じる,などの不具合が考えられます.
そこでH13春は,よけいなペース配分は考えず,じっくりと1問回答1マークに徹しました.特に午前問題ですが80問全て回答できなくてもかまわない覚悟で取り組んだわけです.結果,時間が余ったのですが….

◎再受験のはなし
もし再受験することになったら…,(^^;
最初の受験の失敗は何がいけなかったかよーく考えてみましょう.私の場合は,

問題文をよく読む(ひっかけ問題でもないのに勝手に引っかかっていた?).
本来選択すべきC言語を選択しなかった(そのときはアセンブラやFORTRANが簡単に見えた).

といったことでしょうか.自分の回答を調べると,拾えるはずの問題を多数取りこぼしており,問題文の理解に苦しむケースが多かったようです.自分の解釈が間違っていないか問題や仕様をよく読む,チェックすることが午前/午後の問題に共通したコツではないでしょうか.

◎Tips集
以下は,具体的な問題に対する私なりの解釈をキーワード的に並べてみました.また思いついたら追加していきます.

2進数の問題:2進数で表現できないの数値はどれか → 0.05(10)など
2進数は,右シフトすると1/2になる.よく出題される 0.05 は,下の表のように割り切れる数で表現できない.10進小数点,2進小数点の理解が大切.

exp) 2進-10進小数点表記対応表 (問題選択肢には下の10進の値が良く出る)

2進表記 1.0 0.1 0.01 0.001 0.0001 0.00001
10進表記 1.0 0.5 0.25 0.125 0.0625 0.03125

平均回転時間:ハードディスクの平均回転時間→回転速度/2
なぜ2で割ると平均回転速度か?…(定常回転速度-停止時の速度)/2だそうです.停止時は当然0なので(回転速度-0)/2となる.

2進数-16進数の簡単対応:問題に出てくる場合もあります.次にように4桁ずつに区切って考えると片手で数えられますよ.

2進表記 1111 1111 1111 1010
16進表記 F F F A

暗号化:暗号化の方式は,公開鍵と秘密鍵が出ていましたが,H13春はDESが出ました.私が過去問を見る限り初めてではないでしょうか?DESは,FreeBSDなどのPC-UNIXをインストールするとき良く出てきたので覚えていました.

SQL:過去問でもSQLは,表計算ソフトが分かる程度であれば勘で解ける程度の問題でしたが,H13春はSQLのコマンドが出てきて,より詳細な問題になっていました.これからの人は真面目にSQLをチェックです.

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